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マサリク大学、感染症専門医であるカナダ人卒業生が講演

ブルノとカナダ・トロント近郊のオークビルは、7,000km離れており、移動には1日半ほどかかります。その距離を喜んで飛び越えたのが、マサリク大学医学部卒業生であるDale R. Kalina氏です。Kalina氏は、同大学の卒業生であるだけではなく、学生団体MIMSAの創始者の一人でもあり初代代表を務めました。

Kalina氏の姓からも明らかなように、チェコにルーツを持っており、ちょうど10年前の2013年に同大学医学部を卒業しました。その後、複数の大学での経験を経て、現在はカナダはバーリントン近郊のジョセフ・ブラント病院にて、感染症クリニックの医局長を務めています。Kalina氏は、カナダにおいて、昨今の新型コロナウイルス感染症に専門家として対峙した一人でもあり、メディアでも定期的にコメントを寄せています。

4月5日、Kalina氏はマサリク大学医学部の約30名の学生を前に自身の経験と留学がもたらす力について講義を行いました。在学中の教授たちとの思い出を語るとともに、「チェコ共和国は、海外の大学を目指す留学生にとって、必ずしも第一候補ではないかもしれません。しかし、マサリク大学医学部は素晴らしい学びの機会を与えてくれる素晴らしい大学です。私自身、医療分野だけでなく、この大学で学んだこと・得た経験に改めて気づき、喜びを感じています。」と母校を称えました。