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カレル大学医学部 フラデツ・クラーロヴェー校、新たなシュミレーションセンターを設立!

この度、カレル大学医学部フラデツ・クラーロヴェー校は、新しいシミュレーションセンターを設立しました。
このセンターでは、人体シミュレーターを実際の患者に置き換え、医療技術を実践することで、高度な教育レベルを実現しています。シミュレーターは痛みに対する反応、泣き声、発汗等の機能を備えており、さらに蘇生法・薬品投与・採血・縫合等の基本的な技術だけでなく、救急におけるより高いレベルでの技能の実践も可能となっています。学生は実際の患者に触れることで生じるリスクを避け、診断から治療までの一連の流れを体験出来ることで能力の向上がはかれます。

シミュレーションセンターでは、他にも超音波・CTスキャン・MRI等の検査及び画像診断法を人体シミュレーターと組み合わせて実習できるため、この施設は、医学部の臨床と理論、両分野の観点から、生化学・生物物理学・外科・内科・麻酔科だけに留まらず、蘇生及び集中治療、耳鼻咽喉科においても活用されることが期待されています。

この施設は、「大学の学習環境における開発支援」プロジェクト基金の支援を受けて設立されました。eラーニングおよびその他の形式のコンピューター支援教育の開発に必要な、情報技術の進化とともにシミュレーションセンターは近代的な教育、研究環境の開発、そして将来の医師の実践的なトレーニングに大きく役立つはずです。