こんにちは！特別なインタビューをお届けします。医学部6年生のDaniel君とElias君は、2ヶ月間のインターンシップのためエチオピアから本学部に来ました。エチオピアでの勉強と本学部での勉強との違いは何か、彼らが追求したいことは何か、そしてこの大学とフラデツ・クラーロヴェーのお気に入りポイントは何か聞いてみましょう！

出身はどこですか？
Daniel:私はエチオピアの都市、アワッサの出身です。私はそこに両親と住んでいて、エチオピアの首都であるアディスアベバで勉強しています。
Elias:私はアディスアベバ郊外のセベタに住んでいて、アディスアベバ大学医学部でDanielと一緒に勉強しています。

エチオピアでの勉強はどうですか？
Elias:私たちは医学を学ぶ最終学年にいます。エチオピアでは、インターンという扱いになるため、実際に病院内で実習生として従事しています。先輩医師の指導のもと、患者さんの管理を行っています。また、分娩や出産中の母親のモニタリングも行っています。
Daniel:私たちはAnbessa病院での資格試験の後、7か月前に実習を開始しました。

チェコへの留学をどのようにして知り、そして何故それを選んだのですか?
Daniel:大学の先輩から知りました。チェコへ留学した学生は過去３名いて、本当に良い経験だったと彼らは話してくれました。そして今年は私たちが応募し、幸運にもここに来ることができました。

あなたにとってそれは挑戦でしたか？
Daniel:まず、プログラムに応募してレターを提出します。その後、選考が行われ、私たち3名が選ばれました。レターの内容は、なぜチェコに行きたいのか、そしてなぜチェコを選んだのかについてです。その他、私たちの成績とGPAも選考基準となりました。

これまでのインターンシップはどうでしたか？
Elias:HK校の大学病院では、さまざまな分野を学びました。自国では通常遭遇することのない豊富な臨床経験を積み、高度な医療技術や医療機器を使った患者の管理や、これまで教科書でしか知らなかった病気の管理方法も学びました。

病院実習では、何が一番印象的でしたか？
Elias:私が一番印象に残っているのは、手術で目にする洗練された医療機器たちです。例えば、これまで見たことのないロボットでの手術などです。また、興味があった心臓外科での手術については、特に印象に残っています。
Daniel:私もEliasと同じ意見です。私は最初眼科に勤務し、大学病院で使用されている高度な技術を観察できる手術室の外来部門にいました。この経験は私の見識を広げてくれました。技術的な問題や資源の問題でエチオピアでは使われていないさまざまな術式を見ていますが、それは私にとって本当に良い経験だと思っています。

フラデツ・クラーロヴェーについてどう思いますか？
Elias:フラデツはとても素敵な街です。静かでとても安全なところが気に入っています。午前３時に街を歩いていても誰にも遭遇しません。また、タクシーやバスに 乗る必要がなく、街中を歩いて移動できるのも気に入っています。
Daniel:フラデツのすべてを見たわけではありませんが、歴史的建造物や印象的な建築物がある旧市街がとても好きです。また、街全体がとても綺麗で、バス・自転車・自動車に適した質の高いインフラが整っています。Eliasが言っていたように、本当に静かな街でいいですね。私たちはここでの生活を楽しんでいます。

フリータイムはどのように過ごしていますか?
Elias:友人に会います。先週はプラハで友人と会いました。また、市内を探索したり、新しい場所を発見したり、留学生や地元の学生と交流したりします。
Daniel:私は、料理をしています。エチオピアではあまり料理の経験がありませんでしたが、徐々に上手になってきていると思います。私たちは、シロ・モミ・チェチェブサなどのエチオピアの伝統的な食べ物や、パスタ・スクランブルエッグ・サラダなどの料理にも挑戦しています。時間がある時は、スケッチもします。私はエチオピアにいる時から絵を描いていたので、フラデツのお店で絵の具を買うのが好きです。

将来はどのような分野に進みたいですか、また滞在したい国はありますか？
Elias:個人的には母国で働きたいと思っていますが、専門研修はアメリカで受けたいですし、整形外科の研修も受けたいです。卒業後は、一旦母国に戻って働くつもりです。
Daniel:私は眼科を専門にしたいので、エチオピアで働きたいと思っています。エチオピアでは多くの眼科疾患が確認されているため、国民を助けたいと思っています。エチオピアの患者支援にも参加したいのですが、ヨーロッパのより優れた病院で専門プログラムを学びたいとも思っています。