マサリク大学 コロナ対策へ信号色で警告導入
マサリク大学 コロナ対策へ信号色で警告導入
マサリク大学ではコロナ対策として4つの色を利用して、4つのアラートレベルを施設内で表示することになりました。これらのアラートレベルで各種手続き、許可できるアクティビティ、適応される学校対応も変わってきます。
大学全体に規制や制限を設けるのではなく、適所適切にコロナ対策を設けることでより快適な学校生活を送ることができるようになります。8月上旬よりチェコ国内で行われている地域ごとの危険度別コロナ対策と同様に、信号色を利用してアラートレベルを表示するというシステムが今学期から導入されることになりました。4つのアラートレベル:白、緑、黄、赤が設定され、白はリスクなし、もしくは問題ない程度のリスク、緑はコミュニティに影響がないレベルでのコロナ発生、黄色はコミュニティで感染の恐れ、赤は感染拡大中を意味します。
「マサリク大学でのアラートレベルは、ブルノ市保健所のレベルに基いて発令されます。各学部長や責任者達は、必要に応じてさらに高いアラートレベルを対象施設に発令することもできます。」マサリク大学学長のマーティン・バレスは語ります。コロナの危険がある特定エリアのみに規制や制限を設けることで、大学全体への影響を最小限に抑えることができるのです。
4つのアラートレベルは、4つのリスクレベルを意味します。各レベルによって、手続き、アクティビティ、学校対応が違ってきます。ゼロリスクレベル(白)は授業規模の規制のみです。緑のアラートレベルは、生徒に2mのソーシャル・ディスタンスを促し、マスクなどの防御措置をとるよう警告しています。学生食堂の一般開放もなくなります。職員はハイリスクエリアへの国内出張が制約されます。
MU大学内建物でアラートが黄色レベルになると、その建物は一般には解放されず、生徒と職員は中ではフェイスマスクを着用しなくてはなりません。50名以上のクラスの授業はリモートで行わなくてはならず、研究室の人数も規制されます。コンピューターラボやインドアの運動施設はクローズ、学事イベントもキャンセルされます。赤のアラートは学生、一般も施設立入禁止となり、完全なリモート授業体制となり(試験も含みます)、食堂や寮も必要最低限の運営になります。大学施設の現在の警告レベルは全ての建物の入り口に貼ってあります。最新の情報はマサリク大学のウェブサイトでも閲覧可能です。
学長はマサリク大学のコロナ緊急対策案も策定しました。対面授業は最大50名まで、生徒がコロナに感染した場合や隔離措置を命ぜられた場合は必ず学校に報告しなければなりません。ウィルス感染をした可能性のある生徒は当然大学への立ち入りを禁止されます。