6年制のカリキュラムです
1〜2学年目には、基礎医学(医学用語、救急療法、医化学、生物学、生化学、生物物理学、解剖学、組織学、発生学、神経科学、生理学など)を学習します。1学年目は、高学年次で学ぶ臨床医学と有機的に結びつく基本的知識を習得します。2学年目は基礎医学の知識基盤を固め、夏期には病院研修も開始します。
3学年目の学習も基礎医学(病理学、病態生理学、免疫学、医微生物学、公衆衛生学など)を学びます。内科と外科の臨床医学も学習します。病理学や薬理学など、専門分野を学び、内科と外科は病院研修もスタートします。
4〜5学年目は臨床医学(薬理学、内科、外科、産・婦人科、小児科、神経科、精神科、耳鼻咽喉科、皮膚性病学、眼科、整形外科、法医学、腫瘍学、集中治療)を学びます。4学年目は、基礎医学と臨床医学を結び付けた実践的なカリキュラムで指導され、5学年目は専門的な臨床医学と実習で、医師としての将来像を構築しながら学習します。
6学年目は、内科、外科、小児科、老年病学、緩和医療などの病院研修を行います。各科目ごとの最終試験を受け、卒業試験に合格すると学位取得と同時に、EU共通の医師免許取得となります。
1学年次 |
高学年次で学ぶ臨床医学と有機的に結びつく基本的知識を学習。 |
履修科目 |
・解剖学 |
・生物物理学 |
・生物学 |
・基礎医学用語 |
・救急 |
・組織学と発生学 |
・公衆衛生学 |
・体育 |
・チェコ語 |
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2学年次 |
基礎医学の知識基盤を固め、夏期には病院研修が開始。 |
履修科目 |
・臨床医学基礎 |
・生理学 |
・組織学と発生学 |
・看護 |
・医微生物学 |
・生化学 |
・臨床医学基礎理論 |
・化学物質の取扱 |
・体育 |
・チェコ語 |
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選択科目 |
・情報リテラシー |
・医学物理学セミナー |
・臨床前実習 |
・生化学基礎 |
・選択発生学と奇形学 |
・チェコ語基礎 |
・生物学基礎 |
・選択生理学 |
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夏期研修 |
・看護研修(2週間) |
3学年次 |
病理学や免疫学など、専門分野を学び、内科と外科は病院研修もスタート。 |
履修科目 |
・外科学基礎 |
・免疫学 |
・医微生物学 |
・内科学基礎 |
・病理学 |
・社会医学 |
・病態生理学 |
・薬理学 |
・コミュニケーションと臨床実習 |
・体育 |
・チェコ語 |
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選択科目 |
・情報リテラシー |
・臨床前実習 |
・臨床研修 |
・チェコ語基礎 |
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夏期研修 |
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4学年次 |
基礎医学と臨床医学を結び付けた実践的なカリキュラムで指導。 |
履修科目 |
・外科学 |
・神経内科学基礎 |
・感染症学 |
・画像診断 |
・臨床遺伝学 |
・整形外科とリハビリテーション |
・小児科学 |
・法医学 |
・口腔病学 |
・内科学 |
・皮膚科学 |
・感染症疾学 |
・医療倫理学 |
・医療心理学 |
・眼科学 |
・耳鼻咽喉科学 |
・チェコ語 |
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選択科目 |
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夏期研修 |
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5学年次 |
専門的な臨床医学と実習で、医師としての将来像を構築しながら学ぶ。 |
履修科目 |
・小児科学 |
・産婦人科学 |
・内科学 |
・集中治療医学 |
・外科学 |
・感染症学 |
・神経科学 |
・予防医学 |
・乳腺外科学 |
・精神医学 |
・公衆衛生学 |
・皮膚科学 |
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選択 |
・臨床生化学実習 |
・新生児の生理学と病理学 |
・麻酔科学と疼痛治療 |
・小児科腫瘍学の臨床実習 |
・臨床薬理学 |
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選択科目 |
・情報リテラシー |
・臨床前実習 |
・臨床研修 |
・チェコ医療語 |
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夏期研修 |
・産婦人科研修(2週間) |
6学年次 |
実践型の病院研修を1年間実施。卒業に備えた総仕上げ。 |
履修科目 |
・病院研修 |
内科(7週間) |
小児科(2週間) |
外科(5週間) |
家庭医学(4週間) |
公衆衛生学 |
産婦人科学 |
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卒業試験に合格すると同時にEU共通の医師免許を取得します。
マサリク大学医学部の英語プログラムを卒業した学生の大半数は母国に戻り、
自国の病院で初期臨床研修を受けます。
日本で医師免許を取得する場合には、大学卒業後、日本へ帰国し、厚生労働省
へ日本の医師国家試験受験資格の認定手続きを実施し、病院とのマッチングを
開始、国家試験を受験、合格後、初期臨床研修を開始します。
【卒業認定履修時間】 5,213時間
2016年度例