フラデツ・クラーロヴェー校 (FACULTY OF MEDICINE IN HRADEC KRALOVE)


最適な環境で学ぶ高度な医学
1945年、カレル大学医学部フラデツ・クラーロヴェー校は、東ボヘミア地方初の医学部として創設されました。冷戦の影響で軍事教育機関として一時的に機能していましたが、1958年には再び大学機関となり、その後61年にわたってチェコの最高教育機関として多くの人材を輩出しています。市内にはボヘミア地方最大の大学病院を備え、高いレベルでの医学教育を行う環境が整っています。
概要
医学部設立 | 1945年 |
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医学部学生数 | 約900名 |
医学部英語プログラム学生数 | 約400名 |
専攻 | 医学部 |
カリキュラム | |
留学生の主な出身国 | ヨーロッパ、中東、アジアなど |
フラデツ・クラーロヴェー Hradec Kralove

フラデツ・クラーロヴェーはチェコの東ボヘミア地方に位置する人口10万人の街です。
「女王の城」という名称をもつこの街は、ボヘミア王ヴァーツラフ2世の王妃リクサ・エルジュビタによって創設された美しい大聖堂を中心に中世ヨーロッパの街並みが小規模ながら広がり、歴史的に「共和国のサロン」として人々に愛されてきました。
またカレル大学だけでなく3つの大学機関を有するこの街は学生の街とも知られ、毎年、舞台演劇、ロック・ジャズの祭典が開催されるなど、文化芸術活動が盛んです。
東ボヘミア地方最大の総合病院
大学の付属病院である「フラデツ・クラーロヴェー病院」は地域密着型の病院として1887年に設立されました。1928年には現在の集合型総合病院へと規模を拡大し、1945年にカレル大学フラデツ・クラーロヴェー校の付属病院として認定を受けました。
年間で入院患者数は約4万人、外来患者数は約73万人にのぼります。病院施設として35haの敷地面積、約1400床のベッド数と約800名の医師を有し、ヘリポートも完備され、24時間体制で患者を受け入れ、最新鋭の医療設備で集中医療も行っています。
本病院はチェコ有数の医療機関として評価も高く、また近年12億円規模の設備投資も予定されていることから、フラデツ・クラーロヴェーで学ぶ医学生にとっては学術面だけでなく、施設面でも非常に魅力的な環境が用意されています。


学生寮とアパート
カレル大学医学部フラデツ・クラーロヴェー校には、2つの学生寮があり、新入生はいずれかの寮に入居することになります。それぞれの寮は大学のメインキャンパスからバスで10分程度の場所に位置し、周辺にはショッピングモールやスーパーマーケットもあり大変便利です。寮は2~4名部屋となっており、キッチン、冷蔵庫、勉強机、バス、トイレが完備され、共用スペースにはテレビルーム等があります。寮には、様々な国籍の学生が入居しているため、自然と国際交流が図れることも魅力の一つです。
また、市内の一般アパートを借りることも可能です。家具付きのアパートと家具無しのアパートがあり、家具無しの方が安く借りられますが、学生へは、初期費用の観点から、基本的に家具付きのアパートをおすすめしています。
<月々の平均家賃>
寮の場合 :約2,700 CZK(約13,500円~)
家具付きアパートの場合:約10,000 CZK(約50,000円~)


医学部留学生会 International Student Union

International Student Unionは、学生会として、カレル大学のスタッフが運営しています。学術面に留まらず、学校生活についてもアドバイスを受けることができます。ハロウィンパーティーやクリスマスパーティー等の季節のイベントをはじめ、スポーツ大会も定期的に開催されており、他学年の学生との交流を図る場としても利用されています。