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マサリク大学医学部 待望の最新シミュレーションセンターに生徒を迎え入れる

マサリク大学医学部 待望の最新シミュレーションセンターに生徒を迎え入れる

ついにマサリク大学医学部の生徒が新シミュレーションセンターSimulation Centre of the Faculty of Medicine of Masaryk University (SIMU)を利用して新様式の授業を受けることになりました。この五階建ての新しいビルは全体がシミュレーション病院となっており、将来の医療のプロたちを育てる大事な施設です。

「SIMUはただのシミュレーションセンターではありません。新しいラーニング手法を用いてアクティブ・ラーニングを奨励し、コミュニケーション、意思決定、チームワークの向上を目指します。」マサリク大学医学部長のマーティン・レプコは言います。全ての医学部生に実際の医療現場に足を踏み入れる前に患者とどう対応すればよいのかをベストに教育します。一年生から卒業間近の生徒まで、このシミュレーションセンターで授業を受けることになります。まず最初にこの施設で授業を受けることになるのは、応急処置の授業を受ける医学部生です。

 

生徒は5、6人のグループで学習し、ディスカッションや様々なシミュレーションを行います。SIMUは緊急手術室、救急車、ヘリポート、2つの手術室、ICU、分娩室、一般病室を備えています。生徒が勉強中、実際の病院に備わっているものは全て、診断受付から治療まで手で触れられるようになっています。

 

毎回シミュレーションの後、生徒は詳細に解説を受け、このような状況で医学的にどう対応するべきか、自身の対応は適切であったか、何が不足していたかをフィードバックされます。医学部生のカリキュラムにシミュレーションを多く組み込むということは、実際の患者とのコンタクトを全く失ってしまうということではありません。シミュレーション実習を通して技術と知識をしっかりと身に付け、実際の現場で失敗して患者に危害を加えてしまうということのないようにするものです。