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イスラエル人医学生へのインタビュー:ブルノでの医学部、価値ある留学生活。

自国での医学部への入学がかなり難しい場合、海外留学を選択するという手段もあります。イスラエル出身のMr. Dimitri Vodovozov (ディミトリー ヴォドヴォゾフ) さんは、語ります。「イスラエルでの医学部への入学を断念しましたが、医師になる夢を諦めず、海外で医学を勉強することを選びました。イタリア、モルドヴァ、ルーマニア、ウクライナ、チェコのなかでも、チェコの評判がとてもよかったので、ブルノにあるマサリク大学にしました。自分の選択は、正しかったと実感しています。」これが、ディミトリーさんの始まりでした。

当初、彼は、6年間の医学部での勉強が心配でしたが、ブルノにもすぐに慣れ、勉強の傍ら、2つの仕事もこなせるようになりました。授業や実習、研究で忙しいですが、ブルノでユダヤ人コミュニティーの警備員や、レスリングとブラジリアン柔術のトレーナーもしています。「大学で、勉強や仕事があまりにも忙しいので、パブにも行けませんでしたが、その仕事自体が私の趣味なので、特に不満はありません。」と、ディミトリーさんは笑顔でこたえました。

そして、ディミトリーさんは、夏には、イスラエルの病院2ヶ所で、小児科、婦人科、外科のローテーション研修を終えました。9月に、マサリク大学で最後の年をむかえ、冬には、国家試験に挑戦します。その後、2歳になる娘と6ヶ月の息子が待っているイスラエルに帰国をする予定です。「私は今、人生の分岐点に立っている気がします。イスラエルに帰国したら、半年をかけて試験に臨み、その後、医師として、少なくとも6年はかかる実習の準備を進める予定です。整形外科医になりたかったのですが、婦人科や内分泌科も真剣に考えました。ものを治すことが好きなので、今は、やはり、整形外科を希望しようと思っています。」

ディミトリーさんは、これから妻と子供たちのそばに居られることや、新しい人生を楽しみにしています。最後に、彼は、語ります。「マサリク大学で、医師としての心得や、高水準の教育を学べたことに感謝をしています。マサリク大学を選んでよかったですし、とても厳しい時ではありましたが本当に価値があるものでした。」

海外で医学を学ぶということは、簡単なことではありませんが、とても価値があるものです。医師になりたいという夢を実現するために、皆さん、検討してみてはいかがでしょうか。