医師を目指す方へ Message To Future Doctors

医師を目指す皆さんへ

Professor MUDr. Jirí Mayer, CSc.
マサリク大学医学部イジー・メイアー医学部長

マサリク大学は、世界に通用する医学を学びたい熱意のある学生を歓迎します。第一次世界大戦の直後、1919年にマサリク大学の医学部は設立されました。その後、ナチスによる占領と1948~1989年のいわゆる『社会主義運動』の間は、大学も困難に苛まれた時代もありました。しかし、大学関係者の努力により、現在では多くの優秀な医師を輩出し、チェコ共和国内だけでなく国外の教育機関からも高い評価を得ています。2011年には、在学生の総数は44,370名を数え、年々、入学する学生数は増加しています。

マサリク大学医学部は、9つある学部の中でも現在、特に注目されている学部の1つです。2010年には、医学部での研究や講義が行われる最先端の設備を備えた新キャンパスが設立されました。主に医学生はこの新キャンパスで学習をしますが、科目によっては、ブルノ市の中心に建つ歴史的な趣のあるキャンパスでも、授業を受ける機会があります。主要な臨床研修は、Bohunice病院とSt.Anne’s病院の2つの大学附属病院で行われます。
医学部は研究分野においても多くの成果を上げ、評価されています。毎年、120以上の研究プロジェクトが行われ、この数は年々増加しています。各研究プロジェクトは、学生が様々な医療分野を学べるよう、附属病院との緊密な教育体制を基に、実施されています。
マサリク大学は、学生のより充実した大学生活を実現させるため、常に新しい試みを取り入れ、発展し続けています。「Quality not Quantity」を大学理念とし、「量より質の教育」を実施し、これまでも多くの成果を達成してきました。

そして、現在、新たに革新的なプロジェクトとして「Study Optimization(学業最適化)」に力を入れ、今まで以上に基礎と臨床医学をバランス良く学習できる教育環境を整え、将来、医師として活躍できる学生の育成に努めています。世界に視野を広げ、新しいことに真剣にチャレンジ出来る学生が、ひとりでも多く入学することを期待しています。歴史と現代文化が調和する美しいブルノの街で、みなさんにお会い出来ることを楽しみにしています。

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